平安からの漆器と過ごす、至福のひと時
平安時代末期、陸奥の国・平泉で100年の栄華を極めた奥州藤原氏。その最盛期、第3代 藤原秀衡が京より職人を招来し、岩手県特産の漆と金をふんだんに使い、器を造らせたのが「秀衡塗」起源とされています。
「栃ぐいのみ」は、栃の木を使い、漆を刷毛塗りのみで仕上げる、「花塗り」と呼ばれる 大変難しい技法をもちいて仕上げている贅沢な漆器です。
シンプルな作りながら、歴史に裏打ちされた職人の技がきらりと光る「ぐい呑み」と共に、 落ち着いた至福のひと時をお過ごしください。
仕様
サイズ:直径5.2cm×高さ5cm重 量:24g
木 材:栃
技 法:花塗り・拭き漆
ご使用上の注意
・汚れに関して使用後は、通常の食器用洗剤で洗って大丈夫です。
長時間つけ置きするのは、お控えください。木と漆が剥離する原因になります。
洗った後は、すぐに手ぬぐいで水気を拭き取ってください。
・ 使用上の注意点
食器洗い機、電子レンジ等、電熱で高温になる中には入れないでください。
金箔が高温になり、下地の木の部分が燃える可能性があります。
・金箔の扱いについて
秀衡塗の特徴である菱形の金箔ですが、漆を接着剤として金箔を貼りっぱなしの状態である為、 使用していく内に、こすれてとれていきます。
数百年という長い期間、茶人や民芸運動家が惹かれたのは、使い古された【わびさび】の美しさです。 日頃から愛着を持ち丁寧に使っていただき、経年変化を愉しんでいただけると嬉しいです。