暮らしのあれやこれや

ヘンバイバライ2022 開催概要

ヘンバイバライ2022

「反閇 – ヘンバイ – 」。
それは鎮魂や邪気を払い除くために大地を踏みしめる、芸能特有の足さばきのこと。

岩手に伝わる郷土芸能の多くの踊りの中に、腰を低く大地を踏みしめる反閇の動きがあります。
命が生まれ、命が還る場所でもある大地を踏み締め、清め祓うこと、
無病息災や五穀豊穣を願い、日々の暮らしへの感謝を願い舞う「反閇祓」は芸能の本質です。

岩手の先人たちが芸能を通して伝えてきた、命への感謝と供養という本質を見つめ、
いつの時代も変わることのない大切な価値観を未来へと伝えていく祭り

【ヘンバイバライ2022】を開催します。



■日時
2022年10月16日(日) 10:00〜15:30
■会場
祭畤(まつるべ)スノーランド 外会場(岩手県一関市厳美町字祭畤251
無料駐車場あり

※施設建物内で行う演目もございます。
※雨天時:同施設体育館

■入場料
無料
※イベント内で開催されるワークショップや物販は有料となります。



当イベントは、より広く多くの皆様に郷土芸能や土地の文化を知っていただくことを考え、入場無料としています。
皆様にご購入いただいた「ヘンバイバライ手拭」の売上金を運営資金に当てさせていただいております。イベント開催を応援いただける場合は、
ぜひ「ヘンバイバライ手拭」のご購入をお願いいたします。

イベント受付にて「ヘンバイバライ手拭」をご提示いただいた方には、イベントオリジナルステッカーをプレゼント!

ヘンバイバライ手拭はこちら


イベント①
岩手の芸能を生で体感する郷土芸能演舞

出演団体

行山流舞川鹿子躍
■行山流舞川鹿子躍
(ぎょうざんりゅうまいかわししおどり)
[舞川中学校] / 一関市・鹿踊り
行山流舞川鹿子躍は1700年代、三陸沿岸の水戸辺(みとべ)村(現宮城県南三陸町)から伝授されました。太鼓系の行山流のシシ踊りで、鹿角をつけた頭、長いササラを背負い、太鼓を打ち鳴らし、鹿のように飛び跳ねるのが特徴。主に盆供養や秋の豊作祈願として家の庭や寺、神社で踊るのが本来の姿です。昭和後期からは地元の小学校、中学校の子供たちへの指導も続け、地元に愛される芸能となっています。
今回のイベントでは、地元で練習をしている舞川中学校の生徒による演舞を披露します。
山谷獅子踊り
■山谷獅子踊り(やまやししおどり)
/ 遠野市・鹿踊り
遠野市小友町山谷地区に伝わる幕踊り系の獅子踊りです。聖武天皇の奥方が病気の際、ししの腹子を服用したところ全快し、供養のための踊りを構成したことが起源とされています。この踊りを構成した東山奥玉(一関市)出身の者が年老いて故郷に持ち帰った踊りが1597年に小友町の長野地区に伝わり、その後鷹鳥屋地区へ伝承され、鷹鳥屋地区から山谷地区へと伝承されました。
滑田鬼剣舞
■滑田鬼剣舞(なめしだおにけんばい)
/ 北上市・念仏剣舞
明治時代中期に滑⽥中通り地区を中⼼に創⽴され、岩崎⻤剣舞の指導を受けて明治34年に秘伝書を伝授される。その後、飯豊、⾕地、⼆⼦、函館などの踊り組に踊りを伝授し岩崎とともに⻤剣舞を広く伝える役割を果たす。北上の鬼剣舞には岩崎系、滑田系の大きく2つの流派があり、滑田鬼剣舞は滑田系の宗家である。岩崎で伝承を廃絶した神楽系の踊りも継承している団体です。
相去鬼剣舞
■相去鬼剣舞(あいさりおにけんばい)
/ 北上市・念仏剣舞
明治23年頃より岩崎⻤剣舞の指導を受け、現存の踊り組では最も古い明治29年に秘伝書を伝授されています。またその⼀⽅で年代不詳の南都⽥剣舞(現在の南下幅)の双⽅からの伝承の記録もあります。戦時中⼀時中断しましたが昭和38年、相去公⺠館が主体となり復活現在に⾄ります。
上根子神楽
■上根子神楽(かみねこかぐら)
/ 花巻市・山伏神楽
由来について、明治3年(1870年)の神楽本が伝承されていることから、江戸時代後期以前より伝承されてきたと考えられています。優雅で流れるような舞振りを基調とし、法印色の強い円万寺系神楽の特徴を色濃く伝えています。平成15年に花巻市の無形⺠俗文化財の指定を受けました。
花巻地方有志の神楽メンバー
■花巻地方有志の神楽メンバー
(合同・山伏神楽)
花巻市周辺では山伏が伝えたという山伏神楽が盛んで、団体や流派もたくさんあります。そんな中、性別や流派、年代の壁を超えて、神楽好き・神楽馬鹿が集った新しい試みがこの交流会です。神楽の歴史は古く、世襲制・女人禁制を貫いている団体も未だにある中で、この様な前代未聞の試みはまだまだ理解して頂くまでには時間がかかるかもしれませんが、暖かい目で見て頂けると嬉しく思います。色んな柵であったり環境であったり活動が難しい中で、”神楽が好き”ただその想いで集まったメンバーです。
■幕間:ぼかしあそび(創作演舞)/京屋染物店
身体、もの、音を使って表現します。ダンス、演劇の間のようなもの。時間は20分くらいの演目を4回に分けて行います。 一回一回内容の違う演目ですので、4回続けても、一回だけ観ても楽しめる演目です。
芸能団体の鑑賞スペースとは別の場所で行います。前に座るスペースもありますので、ごゆっくりご鑑賞ください。

イベント②
「いただきます」を学ぶ食育体験


鹿踊りのはじまりは、山で獲った“獣 – シシ – ”を初め、多くの生き物の命を供養し、感謝して頂くための踊りでした。
「生き物を捕まえて、捌いて、食べる」ということは、「岩手で生きる」ことそのものです。
食べ物が生き物だったことは当たり前のことなのに、日常の中でついつい忘れてしまいがち。
生き物が食べ物に変わっていく食育体験を通して、改めて「頂きます」を考える機会になると嬉しいです。

■ジビエ食育体験&鹿肉BBQ

ヘンバイバライ2022 ジビエとはフランス語で、狩猟で採れた山の獣のことを言います。今回は岩手県大槌町で、鹿肉加工工場をしている「株式会社MOMIJI」さん指導のもと、実際に鹿を解体し、山の獣が食べ物になる過程を学びます。希望者は実際にナイフを手に取り、鹿肉の解体を体験していただけます。解体終了後は鹿肉の簡単なバーベキューをご用意しておりますので、おにぎりなどをご持参いただき、美味しい鹿肉をお召し上がりください!

※予め内臓などは処理してある鹿の解体を行います。
※バーベキューの際、おにぎりなどのお米等はご用意しておりませんので、ご持参ください。
※雨天中止となります。ご了承ください。
※こちらは事前予約必須の体験ブースとなります。
※ご予約が定員人数に達した場合、ご予約を締め切らせていただきます。

【参加費】大人 5,000円(税込)
※同伴のお子様は無料
※お支払いは当日現金のみとなります
【定 員】
大人 20名
【時 間】
10時30分〜12時30分
【申 込】
下記お問合せフォームよりお申し込みください。
※「イワナつかみ取り体験」と併用での参加はできませんのでご注意ください。

■イワナのつかみ取り体験

ヘンバイバライ2022 自分でイワナをつかまえて、食べるための処理をして、焼いて、食べるまでの工程を体験していただきます。
素早く逃げるイワナをつかまえる楽しさ。ちょっと生々しいけど内臓を処理する感覚。美味しく焼き上がるまでの待ち時間。自分でつかまえたイワナを頬張った時の美味しさ。そして、生き物を食べ物として頂く、「いただきます」の尊さを楽しく学べる体験です。捕まえたイワナは塩焼きにしてお召し上がりいただきます。おにぎりなどをご持参いただき、楽しく美味しくイワナをお召し上がりください!

※岩魚はお1人1匹までとなります。
※おにぎりなどのお米等はご用意しておりませんので、ご持参ください。
※こちらは事前予約必須の体験ブースとなります。
※ご予約が定員人数に達した場合、ご予約を締め切らせていただきます。
※写真はイメージです。当日はプールにて行います。

【参加費】
1,000円(税込)
※お支払いは当日現金のみとなります
【定 員】
20名(対象年齢:3歳以上)
【持ち物】
着替え、タオル(濡れる可能性があります)
【時間】
10時30分〜12時30分
【申 込】
下記お問合せフォームよりお申し込みください。
※「ジビエ食育体験&鹿肉BBQ」と併用での参加はできませんのでご注意ください。
※お申し込みの際、保護者同伴の場合はお子様の人数のみ記入してください。


イベント③
作って、踊って、シシになる!シシオドリワークショップ

img_hbb_ev05-1
img_hbb_ev05-2
img_hbb_ev05-6
img_hbb_ev05-4
img_hbb_ev05-7
img_hbb_ev05-5
img_hbb_ev05-1
img_hbb_ev05-2
img_hbb_ev05-6
img_hbb_ev05-4
img_hbb_ev05-7
img_hbb_ev05-5
previous arrow
next arrow

鹿踊りは、その迫力ある踊りの中にどこか可愛げなしぐさやユーモラスな姿があり、年齢・人種を超え多くのファンを惹きつけています。
今回のワークショップは、いつもは見るだけの鹿踊りに、大人も子供ももっとぐっと中に入って体感することで、鹿踊りをはじめとする郷土芸能を身近に感じてもらおうと企画しました。

■シシのお面絵付けワークショップ

ヘンバイバライ2022 昨年大盛況だったシシガシラ絵付けワークショップが、形を変えて今年も行います! 鹿踊りのモチーフにもなっている鹿をかたどった面に、自分で絵を付けてオリジナルのシシのお面をお作りいただきます。自分だけのオリジナルシシお面は、世界にたった一つだけ。今年はどんなシシたちが舞い降りるのでしょうか?

【参加費】
1,500円(税込)
※お支払いは当日現金のみとなります
※販売は当日受付にて行います
【定 員】
30名(どなたでも参加いただけます。)
【時間】
10時00分〜13時00分
【申 込】
下記お問合せフォームよりお申し込みください。

■シシオドリワークショップ – 踊 –

ヘンバイバライ2022 鹿踊りの踊り手に教わりながら、踊りを体験するワークショップです。実際の鹿踊りの太鼓のリズムに合わせて、ステップを踏んだり、シャンプしたりと、体全体でシシになりきって鹿踊りを踊ります。オリジナルの鹿の面を作って身に着け、みんなで「化けて、踊って、シシ踊りを体験する」。大人から子供まで、身近に鹿踊りがある方もそうでない方も、いっしょにシシになりきって踊りましょう!

当日は小山太鼓店さんより、ダンボールの太鼓もご用意しております。太鼓をご購入希望の方は、下記の申込フォームよりお申し込みください。

【参加費】
無料
※参加される方は全員、絵付けワークショップでお作りいただいたシシ面か、
昨年のイベントでお作りいただいたシシガシラを身につけていただきます。
※昨年シシオドリイベントに参加された方で、自前のシシガシラをお持ちの方はお持ち込みいただいて構いません。
【ダンボール太鼓】
小サイズ:1,000円、大サイズ:2,500円
※ダンボール太鼓ご購入の方は、下記お問合せフォームよりお申し込みください。備考欄にご希望のサイズをご記入ください。
※お支払いは当日現金のみとなります
※販売は当日受付にて行います
※数に限りがございますのでお早めにお申し込みください。
【定 員】
なし
【時間】
13:00〜13:30
【ダンボール太鼓の申込】
下記お問合せフォームよりお申し込みください。


タイムテーブル

※場合により、スケジュールが変更になる場合もございます。
※雨天の場合中止になるプログラムもございます。

企画・運営

主催:株式会社京屋染物店
共催:反閇祓実行委員会
協力:縦糸横糸合同会社、有限会社スマッシュ、小山太鼓店、みちのくコカ・コーラボトリング(株)、MOMIJI(株)