エンニチと3つのR
自分の暮らしと環境について考えてみませんか?
10月は環境省が推奨している「3R推進月間」です。エコやサスティナブルという言葉をよく耳にするようになった昨今。環境問題への関心が高まり、私たちの暮らしにもその考えが取り入れられるようになりました。その中でも3R(リデュース、リユース、リサイクル)は小学校の授業で教わったりなど、子供から大人までが知っているエコな取り組みの一つです。
リデュースは「無駄なゴミの量を減らすこと。」
リユースは「一度使ったものをゴミにせず、何度も使うこと。」
リサイクルは「使い終わったものを資源に戻して製品をつくること。」
この3つの言葉の頭文字をとって「3R」と呼ばれるようになりました。
3つのRが大切な理由。
私たちが何気なく使い、捨てているものの多くが、プラスチックごみです。それらは一度使って廃棄するものがほとんど。一度しか使わないのに廃棄するには大変なエネルギーがかかり、自然に還ることも難しく、使えば使うほど地球上に残り続けていきます。
毎年最大で1200万トンものゴミが海に流れ出て、海の生き物や環境への影響が跡を立ちません。プラスチックが劣化し5mm以下になったマイクロプラスチックは魚や食塩に取り込まれ、それらを通して人間のからだにも入ってしまうこともあります。
様々なゴミ問題が進行すると、数十年後の未来は美しい自然も豊かな環境も失われ、ゴミだらけの世界になってしまいます。
できるところから、環境へのこころ遣いを。
日本人の1人当たりのプラスチックごみ排出量は、世界2位と言われています。ゴミ問題を解決するには、ひとりひとりの心がけが大切です。まずは自分のできるところから3Rを取り入れてみませんか?
en・nichiと3つのR
10月の毎週金曜日の17:00より、3Rにちなんだen・nichiの道具やサービスについての記事を配信いたします。
10月8日 東北の文化から生まれたものづくり。
10月15日 蜜蝋ラップでゴミを減らそう-リデュース-
10月22日 何度も直してあなただけのとっておきにするお直し-リユース-
10月29日 裂いて、織って、新しい生地にする裂き織-リサイクル-
en・nichiの道具とともに、自分にできる暮らしの中の3Rを見つけてみませんか?
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東北の文化から生まれたものづくり。
SAPAKAMAやKAPPOGI、様々な暮らしの道具をつくるen・nichiが生まれた東北地方は、ものを大切に長く使い続ける文化があります。
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蜜蝋ラップでゴミを減らそう-リデュース-
世界中で問題となっているのがプラスチックゴミ問題。日常のプラスチックゴミを少しでも減らすため、食品用のプラスチックラップに代わって注目を集めているのが蜜蝋ラップです。
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何度も直して、あなただけのとっておきにする「お直し」-リユース-
汚れや傷がついた衣類は断捨離と言って捨ててしまうことが多くなりました。しかしその衣類は本当に価値がなくなってしまったものか今一度考えてみませんか?
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裂いて、織って、新しい生地にする裂き織 -リサイクル-
私たちがものづくりを行っている岩手県には「裂き織」という文化があります。裂き織は、環境や社会に配慮したエコファブリックとして見直されています。