暮らしのあれやこれや

2021年10月

裂いて、織って、新しい生地にする裂き織 -リサイクル-

リサイクルは使い終わったものをもう一度資源に戻し製品を作ること。 一般的なリサイクル活動は、使い終わった紙ゴミやプラスチックゴミを分別し、熱処理を加え資源に戻します。その後また新しい製品へと生まれ変わります。 私たちがものづくりを行っている岩手県には「裂き織」という文化があります。布を裂いて紐状に戻し、裂いた布を織る、それが裂き織です。裂き織の起源は江戸時代にまでさかのぼり、当時は日常で着られた衣 […]

何度も直して、あなただけのとっておきにする「お直し」-リユース-

穴があいてしまったズボン、ボタンが取れてしまったシャツ、長くタンスにしまっていて黄ばんでしまった衣類。汚れや傷がついた衣類は断捨離と言って捨ててしまうことが多くなりました。しかしその衣類は本当に価値がなくなってしまったものか今一度考えてみませんか? en・nichiが生まれた東北地方では綿花が育ちにくかったため、布を大切にする文化があります。その文化から生まれたのが裂き織や刺し子修繕といった「お直 […]

蜜蝋ラップでゴミを減らそう-リデュース-

今、世界中で問題となっているのがプラスチックゴミ問題です。日本人の1人当たりのプラスチックゴミ排出量は世界2位と言われており、近年でもレジ袋の有料化など、身近に感じるようになりました。日常のプラスチックゴミを少しでも減らすため、食品用のプラスチックラップに代わって注目を集めているのが蜜蝋ラップです。 そもそも蜜蝋ラップって? 蜜蝋ラップは洗って何度も使うことができる食品用のラップです。蜜蝋とはミツ […]

東北の文化から生まれたものづくり。

SAPAKAMAやKAPPOGI、様々な暮らしの道具をつくるen・nichiが生まれた東北地方は、ものを大切に長く使い続ける文化があります。むかしの東北は、寒冷で飢餓も続く貧しい土地でした。綿花が育たたない土地だったため、貴重な木綿生地を大切に大切に扱ってきました。ふるくなり破れたり穴が空いたものは、当て布をして刺し子を施して使う。繕い直して使い続ける。衣服と長く向き合い続ける当たり前の暮らしが身 […]