暮らしのあれやこれや

商品紹介

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山と暮らす人。きのこ採り名人・菅原徹の秋

高校生の頃から祖父に連れられて山に入ってきた、岩手・矢巾の菅原徹さん。きのこの出る場所は、家族の中で受け継がれてきた“財産”のようなものだという。先週までは何もなかったのに、一雨降ればきのこが顔を出す。そんな変化を楽しみながら、季節の移ろいを感じるのが、山に通ういちばんの喜びだ。今日も静かに、いつもの山へ向かう。 家族で受け継ぐ“とっておき”の場所 「きのこは難しいですよ。だからこそ、通い続けるし […]

  • 2025.09.26

そっと巻いて、やさしく温かい。鄙子さんのガラ紡マフラー

岩手・奥州市で暮らす織り手、坂口鄙子(さかぐち ひなこ)さんの「ガラ紡マフラー」をオンラインでもご紹介できるようになりました。 秋口から春先まで、毎日の外出にちょうどいい相棒です。   鄙子さんのガラ紡マフラー ガラ紡糸は、明治時代に日本で生まれた小さな紡績機でつくられた糸。糸の太さに自然なムラがあり、空気をたっぷり含むから、綿なのに、ふわっと軽く、あたたかい。 コットンなので、チクチク […]

  • 2025.09.11

DOWN HIFU coat ができるまで

DOWN HIFU coat 先日、岩手・宮古にある縫製工場、クラスターさんへお邪魔しました。ここで仕立てているのが、縁日とHayachine Made(クラスターさんの自社ブランド)がご一緒してつくる《DOWN HIFU coat》。和装の上衣「被布(ひふ)コート」の形をベースに、軽くてあたたかなダウンを日常に馴染むコートへと仕立てた一着です。南極観測隊のジャケットやパリコレ参加ブランドのOEM […]

身も心もシシになる ─ 富川岳さんの夏

遠野の夏、太鼓の音がそこかしこから響く。 シシ踊りの練習は、地域の日常のリズムの一部だ。 縁日の手拭いシャツとマタギもんぺをまとった富川岳さんの姿が、彼が所属する張山しし踊りの練習場にあった。 練習場といってもダンススタジオなどではなく、道路に面した小屋の前。 地域の人々が普段通る場所で当たり前のように練習が繰り返され、バスが通っても誰も驚くことなく自然に眺めている。 暮らしの中に芸能が根づいてい […]

KOIKUCHI、色んなサイズ着てみました。

SAPPAKAMAに続き、KOIKUCHIを「同じモデル」が3サイズずつ試着してみました。サイズ選びでお悩みの方のヒントになればうれしいです。 ▶ 男性モデルの着こなしへ ▶ 女性モデルの着こなしへ 男性モデル(身長178cm)の場合 M/L/LLサイズをそれぞれ着てみました。 ※ 体型によって感じ方は異なります。あくまで目安としてご覧ください。 Mサイズ 袖は7分丈くらい。すっきり細身のシルエッ […]

SAPPAKAMA、ぜんぶのサイズ履き比べてみました。

縁日の定番アイテムSAPPAKAMAを「同じモデル」が全サイズ試着してみました。サイズ選びでお悩みの方のヒントになればうれしいです。 ▶ 男性モデルの着こなしへ ▶ 女性モデルの着こなしへ 男性モデル(身長178cm)の場合 すみません!Sサイズは履けなかったので、M~LLサイズで比較します。 ウエスト位置ではなく「腰骨付近」で履く場合のサイズ感です。 ※ 体型によって感じ方は異なります。あくまで […]

栗駒文字、日本にただ一軒つづく正藍冷染を訪ねて。 [2]

「うちの言い伝えでは、そうあるんですよ。」 正一さんの口からはよくこの言葉を聞いた。 初代あやのさんの頃から千葉家に代々受け継がれてきた正藍冷染。 小さい頃からその手仕事を間近で見て育った正一さんが本格的にそれを継いだのは、定年まで勤め上げた仕事を退職した、65歳の時。 代々伝わる言い伝えに習って、 春から夏には畑で藍を育て、 冬には藍建に使うアクを作り、 年明けに藍の葉を発酵させつくった蒅を、 […]

栗駒文字、日本にただ一軒つづく正藍冷染を訪ねて。 [1]

宮城県栗原市・文字地区。 今年の4月、文字地区の千葉家に伝わる「正藍冷染(しょうあいひやぞめ)」を学びに、千葉正一さんの工房を訪ねた。 ご縁をつないでくれたのは、秋田公立美術大学修了・東北の染織や地域文化を研究する鈴木望美さん。 暮らしの中の衣服と染織、そこにある地域や人の営みを研究している望美さんは、自身の研究を深めるために昨年から足繁く正一さんの元に通い、正藍冷染について一つ一つの工程を間近で […]

― 正藍冷染と“ムラ”の話 ―

一枚ずつ異なる、藍のあらわれ。 正藍冷染で染められた衣服には、色の濃淡やムラ、跡のような表情が現れることがあります。それはすべて、自然の力と人の手による染色の証です。 たとえば、こんな要因からムラは生まれます: 生地の折れや重なりによる濃淡 藍の葉のかけらが付着してできる点模様 手染め時のわずかな揺れや染まり具合の変化 その日の藍の状態(気温・湿度・発酵の進み具合)による色の違い こうして、一枚一 […]

岩手の鹿革ポーチ『ホグチイレ』 2年間の自然な経年変化を追う

岩手の豊かな自然の中で、害獣駆除された鹿の革を使って作られる「山ノ頂(やまのいただき)」の鹿革製ポーチ『ホグチイレ』 地域の自然と共生しながら、無駄なく資源を活かすものづくりがここにあります。 シンプルで機能的なデザインは、使うほどに味わい深くなり多くの愛用者から支持されています。 今回ご紹介するのは、岩手県在住の久保さんが約2年間、特にオイルなどのメンテナンスはせずに日常的に使い続けた『ホグチイ […]

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