暮らしのあれやこれや

  • 2025.07.07

七夕の願いごと

今日は七夕ですね。 縁日の店先にも、数日前から七夕飾りを用意していました。 お客様にもたくさんご協力いただき、素敵な願い事が集まりました。 ひとつひとつ、見ているだけで胸があったかくなります。 みんなの願い事が、夜空に届いて、どうか叶いますように。 そしてまた来年も、こうして一緒に願い事を飾れますように。

栗駒文字、日本にただ一軒つづく正藍冷染を訪ねて。 [2]

「うちの言い伝えでは、そうあるんですよ。」 正一さんの口からはよくこの言葉を聞いた。 初代あやのさんの頃から千葉家に代々受け継がれてきた正藍冷染。 小さい頃からその手仕事を間近で見て育った正一さんが本格的にそれを継いだのは、定年まで勤め上げた仕事を退職した、65歳の時。 代々伝わる言い伝えに習って、 春から夏には畑で藍を育て、 冬には藍建に使うアクを作り、 年明けに藍の葉を発酵させつくった蒅を、 […]

栗駒文字、日本にただ一軒つづく正藍冷染を訪ねて。 [1]

宮城県栗原市・文字地区。 今年の4月、文字地区の千葉家に伝わる「正藍冷染(しょうあいひやぞめ)」を学びに、千葉正一さんの工房を訪ねた。 ご縁をつないでくれたのは、秋田公立美術大学修了・東北の染織や地域文化を研究する鈴木望美さん。 暮らしの中の衣服と染織、そこにある地域や人の営みを研究している望美さんは、自身の研究を深めるために昨年から足繁く正一さんの元に通い、正藍冷染について一つ一つの工程を間近で […]

― 正藍冷染と“ムラ”の話 ―

一枚ずつ異なる、藍のあらわれ。 正藍冷染で染められた衣服には、色の濃淡やムラ、跡のような表情が現れることがあります。それはすべて、自然の力と人の手による染色の証です。 たとえば、こんな要因からムラは生まれます: 生地の折れや重なりによる濃淡 藍の葉のかけらが付着してできる点模様 手染め時のわずかな揺れや染まり具合の変化 その日の藍の状態(気温・湿度・発酵の進み具合)による色の違い こうして、一枚一 […]

阿仁・打当の春、マタギの継承を追って

マタギもんぺジャーニー【鈴木英雄編】 秋田県・阿仁地区。5月半ば、春マタギの真っ只中。 山にはまだ雪が残り、谷間の集落には遅咲きの桜が咲き誇っていた。 今回訪ねたのは、阿仁・打当(うっとう)地区の現シカリ(=マタギのリーダー)、鈴木英雄(ひでお)さん。 「マタギもんぺ」制作時にも協力いただいた方であり、何より伝説のマタギ「空気投げの辰」こと、鈴木辰五郎さんの孫でもある。 辰五郎さんはマタギを本業と […]

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  • 2025.06.24

お知らせ|ボトムスのサイズ表記を変更しました

いつも縁日をご愛顧いただきありがとうございます。 このたび、ウエスト部分の「サイズ表記」を見直しました。 これまでは、ウエストゴムの最小〜最大の伸縮幅を目安としておりましたが、「実際の着用感が分かりづらい」というお声を受けて、よりリアルな着用感に近い数値でのご案内へと変更いたしました。 (サイズ表記のみの変更です。実際の商品の大きさは今までと変わりません。) ______________ 【サイズ […]

阿仁の春に再会した、もうひとつの継承のかたち

マタギもんぺジャーニー【木村望編】 5月初旬、再び訪れた秋田県阿仁地区。 山々にはまだ雪が残り、谷あいの小さな集落には桜が満開だった。 里ではもう散ってしまった桜が、ここでは今まさに咲き誇っている。その季節の“ずれ”が、山の時間の流れをゆっくりと感じさせてくれる。 訪ねたのは、木村望さん。1年前に「マタギもんぺ」を共につくった若手マタギの一人であり、阿仁に先駆けて移住してきた県外出身のマタギでもあ […]

岩手の鹿革ポーチ『ホグチイレ』 2年間の自然な経年変化を追う

岩手の豊かな自然の中で、害獣駆除された鹿の革を使って作られる「山ノ頂(やまのいただき)」の鹿革製ポーチ『ホグチイレ』 地域の自然と共生しながら、無駄なく資源を活かすものづくりがここにあります。 シンプルで機能的なデザインは、使うほどに味わい深くなり多くの愛用者から支持されています。 今回ご紹介するのは、岩手県在住の久保さんが約2年間、特にオイルなどのメンテナンスはせずに日常的に使い続けた『ホグチイ […]

春の阿仁で見た、変わらぬ暮らしと確かな継承

マタギもんぺジャーニー【松橋吉太郎編】 「マタギもんぺ」製作から一年。再び秋田県阿仁地区を訪れた私たちは、春の澄んだ空気の中で、変わらぬ暮らしと静かに進んでいく“継承”の姿を目にした。 まず足を運んだのは、92歳のレジェンドマタギ・松橋吉太郎さんのお宅。あの日、マタギもんぺを共に作り上げた若手マタギたちとともに、再びこの地を訪れた。   阿仁は芽吹きの季節 5月。朝晩にはまだ肌寒さが残るものの、山 […]

  • 2025.06.02

GO OUTに掲載いただきました。

アウトドアファッション誌『GO OUT』の7月号のブランドピックアップの特集ページとして縁日が掲載されました。 自然と共に生きる東北の山村の生活は、毎日がアウトドアな暮らしです。 そんな日常の快適さを求め作られた野良着は、日本のアウトドアウエアと言っても過言ではありません。 今回GO OUTチームの皆さんに、東北の衣文化を丁寧に取材していただき6ページにも渡り記事にしていただきました。 書店などで […]

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