宮城県栗原市・文字地区。
日本でただ一件、千葉家でのみ継承されている日本最古の藍染技法「正藍冷染(しょうあいひやぞめ)」。
昨年からのご縁で、今年も染めが始まった6月に、千葉正一さんの工房にお邪魔しました。
私たちも立ち会わせていただいた、年始めの「藍寝せ」や春先の「藍玉づくり」。
その後、5月頃から藍建を始めて、今年も染めの準備が整ったとのこと。
正藍冷染について詳しくは、これまで作業に立ち会わせていただいた際のレポートをまとめているのでぜひご一読ください。
>【読み物一覧】正藍冷染

昨年から度々足を運ばせていただいた正一さんの工房。
自然に囲まれた変わらぬ風景と、愛猫のナナちゃんも迎えてくれました。


_
藍は建つけど、染めるものがなくて、使い切らずに終えてしまう年もある。
昨年初めてお会いした時にそんな話を聞いて、そこから縁日の商品を染めていただく話が上がりました。
昨年染めてもらった「正藍冷染のnanakoori SHIRT」は、涼やかな藍色がとても好評です。
今年は縁日の一番の定番アイテムである「SAPPAKAMA」を染めてもらいたいと、相談にあがったのでした。
東北に伝わる衣服を、同じくこの土地に長く伝わる正藍冷染で染め上げてほしい。

正一さんが染めをする藍甕の大きさに比べて、SAPPAKAMAはちょっと大きめ。
「こりゃ大きいから大変だ、でも、大丈夫、ちゃんと染まると思いますから。」

ハンカチや手ぬぐいの反物を染めるのに比べると、SAPPAKAMAは大きいし生地もしっかりしてるから、決して染めやすいアイテムではなかったかもしれないけど、正一さんは受けてくれました。
一度やると決めた仕事はどんなものでも必ずやると、そう言って、SAPPAKAMAが綺麗に染まるように時間をかけて、試行錯誤しながら本当に丁寧に染めてくれました。



正藍冷染のSAPPAKAMAは、生地にしっかり藍の色を入れるために、通常よりも多い工程を踏んで染め重ねをしてくれています。
だから染められるのは1日に2本ずつくらい。
納得いくまで染めに向き合う正一さんの職人仕事には本当に頭が下がります。


正一さんの染める藍の色は、本当に透き通った涼やかな藍色。
縁日のインディゴ染めよりも鮮やかで、スキッとした色合いです。
自然のものだけを使って染める正藍冷染の工程の心地よさが、色にも現れているよう。
nanakoori SHIRTと合わせて、正藍冷染のSAPPAKAMA02も近日販売開始予定◎
楽しみにお待ちください。
_
_
▼正藍冷染のnanakoori SHIRTはこちらから/