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自然と人をつなぐ染織 -赤崩草木染研究所を訪ねて-

赤崩草木染研究所

山形県米沢市の山あいにある、赤崩草木染研究所を訪ねました。

今回は、染織家の山岸大典さんに工房をご案内いただきました。

赤崩草木染研究所

染めに使うのは、草木をはじめとした自然のもの。

山から流れるきれいな水にも恵まれ、この土地の水はアルカリ性で、染めにも向いているのだそうです。

赤崩草木染研究所

素材だけでなく、水や気候も含めて、この土地だからこそ続いてきた染織なのだと感じました。

藍や紅花、天蚕を育て、素材が生まれるところから、一枚の布になるまで、すべての工程に向き合います。

赤崩草木染研究所 赤崩草木染研究所

生繭から真綿をつくり、そこから糸を引き出していく手仕事も見せていただきました。

赤崩草木染研究所 赤崩草木染研究所 赤崩草木染研究所 赤崩草木染研究所 赤崩草木染研究所

手間と時間のかかる工程ですが、その一つひとつの所作がとても美しく、思わず見入ってしまいました。

繭や草木、水、その日の気候。それぞれの状態に耳を澄ませながら、均一に整えすぎることなく、自然が持つ力を引き出していく。

赤崩草木染研究所 赤崩草木染研究所

自然を思い通りに動かすのではなく、自然と対話しながら、その力を布の中に残していくような、まっすぐな染めだと感じました。

使い込むほどに増していく光沢や、軽やかな着心地も、素材が本来持つ良さを丁寧に引き出した結果なのだと思います。

赤崩草木染研究所 赤崩草木染研究所

つくり手が前に出るのではなく、自然と使い手の間に立ち、その魅力をそっとつないでいく。

まるで、自然と人との橋渡しをするような仕事でした。

こんなにも深く自然と向き合い、素材を育てるところから染め、織りまでを行う場所が、同じ東北にあることに驚きました。

もちろん、自然を相手にする仕事は、決して簡単なものではありません。

赤崩草木染研究所 赤崩草木染研究所

手間も時間もかかり、思い通りにならないことも多い。その積み重ねの先に、この布の美しさがあるのだと思います。

染めに携わる者として、ものづくりへの向き合い方を改めて考える、とても学びの多い時間となりました。

赤崩草木染研究所

山岸さん、貴重な機会をありがとうございました。