岩手で有害駆除された熊の革を活かして仕立てた、縁日の【KUMAGAWA-SACOCHE】。
山の循環の中で生まれたこの素材は、熊革ならではの力強い質感と、使うほどに育っていく豊かな表情をあわせ持っています。

今回、この熊革サコッシュをほぼ毎日のように日常使いで1年間使い続け、新品の状態と並べて比較してみました。
使い始めの頃は、熊革ならではのしっかりとした張りと存在感があります。
それが日々使うほどに少しずつ柔らかくなり、身体に馴染むような自然な表情へと育っていきました。

特に印象的なのは、革の艶です。
毎日手に触れ、肩にかけ、暮らしの中で使い続けることで、表面には自然な光沢が生まれ、存在感のある仕上がりになってきます。

さらに色味も少しずつ深まり、最初の印象よりも落ち着いた、黒に近い深い色合いへ。
時間を重ねることでしか出せない重厚感が生まれてきました。
今回はオイルでのメンテナンスはせず、そのまま使い続けた状態です。
それでもここまで艶と深みが育ってきました。
もし革用オイルで仕上げていけば、さらに艶が増し、色味にもより深い奥行きが出てきます。

使うたびに少しずつ表情を変え、自分だけの風合いに育っていく。
この熊革サコッシュの大きな魅力は、まさにそこにあると感じています。
まだ1年。
ここからさらにどんな艶と色味に育っていくのか、これから先も楽しみです。
長く使えること。そして、使い込むほどに愛着が増していくこと。
熊革ならではの経年変化を、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
