寒くなるほど、纏いたくなる服がある。
縁日の秋冬支度。
2026.09 / 秋冬の暮らし
秋の気配が深まると、朝晩の空気が少しずつ冷たくなり、冬の支度を考える季節がやってきます。
縁日は、岩手県一関市の染物店「京屋染物店」から生まれたショップです。東北の暮らしの中で使われてきた野良着やもんぺ、半纏などの形をもとに、今の暮らしで使えるものへとつくり直しています。手間をかけてつくられたものを、手間をかけて着続ける。そんな付き合い方を思いながら、秋から冬に手に取りたい8つの服と道具を、実際に使った方の声とともにご紹介します。
羽織もの
朝晩の冷えが増してくると、「一枚羽織りたい」と思うことがあります。縁日には、東北の暮らしの中で使われてきた仕事着の形をもとにした羽織ものがあります。
YAMA SHIRT
¥26,400(税込)/ 生成り・黒・カーキ
東北で昔着られていた「山シャツ」をもとに、肩・ひじ・袖口・裾などの擦れやすい部分にあらかじめ当て布とステッチを施した、長く着続けられるシャツです。中厚手の綿麻キャンバス生地は見た目よりも柔らかく、着るほどに体になじんでいきます。秋口は羽織として、冬はインナーとの重ね着で、長い季節にわたって活躍します。
「自分用に買ったヤマシャツがとても良かったので、大切な人の節目のお祝いにと購入して贈りました。長く着れると、とても喜んでいました。」
— ユーク様(40代女性)
「以前山シャツのカーキを買いましたが、とても着やすく気に入ったので色違いを購入しました。黒も着込んで色が落ちてきたら更にいい感じになりそうです。」
— リョータ様(40代男性 / リピート購入)
KOIKUCHI
¥22,000(税込)/ 紺・黒・生成り・カーキ・グレー
お祭りや職人の仕事着として使われてきた「鯉口シャツ」を、日常着として仕立て直した一枚。丸首で衿元をえらばず、どんな服装にも合わせやすいシルエットです。袖はもじり袖仕様で腕の動きを妨げず、インナーを替えれば秋から春まで長く着まわせます。YAMA SHIRTとは異なる丸首のシルエットで、気分によって使い分けられる存在です。
「山シャツを購入した後、こちらも欲しくなり購入しました。山シャツとの差別化が上手にできているため、気分によって変えられるのはとても良いなと思いました。」
— hisabor様(30代男性)
「馴染むと柔らかさもあり気に入っています。インナーを替えれば1年中着れそうなので重宝しそうです。」
— ご購入者様(50代男性)
HANTEN
¥24,200(税込)/ 紺・チャコール・カーキ
江戸時代、職人の作業着や商人のユニフォームとして親しまれてきた半纏。縁日のHANTENはその形を今の暮らしに仕立て直したものです。前紐を結んでしっかり着るも、外してカーディガンのように羽織るも。生地には昔から火消し半纏にも使われてきた一本刺子を採用し、丈夫でありながら硬すぎない風合いが特徴です。製造過程で出た残布をループにあしらった、東北の「あるものを使う」精神も込められています。
「少し寒い時など、上に羽織るのにバッチリです。下にさっぱかまを履き、シャツを着た上にはんてんを羽織って過ごしております。長く使い続けたいと思います。」
— kyuhoji様(40代男性 / Mサイズ購入)
「何だか時を羽織っているような満足感、大変満足しております。」
— むく様(70代男性 / Mサイズ購入)
動く、歩く、履くもの
畑仕事や山仕事など、体を動かす場面では、服の動きやすさが気になります。縁日のボトムスには、東北の暮らしの中で使われてきた仕事着の形をもとに、動きやすさを考えたものがあります。
マタギもんぺ
¥26,400(税込)/ 紺・黒・生成り・グレー・カーキ
秋田県阿仁地方のマタギが山に入るときに着てきたもんぺを原型に、現代に着やすい形へ仕立て直したボトムスです。腰からヒップにかけての大きなタックが動きを支え、しゃがむ・歩くといった動作を邪魔しません。腰まわりにゆとりがあるので重ね着や防寒インナーとの相性もよく、洗うほどに生地が体に馴染んでいきます。
「古き良き普段遣いの意を汲み取ったイイ製品です。素材も使い込んでいくにつれてその人が毎日気兼ねなく着用できるモノだと思います。すぐにSAPPAKAMA02もオーダーしたほど気に入っています。」
— サンタのとーしゃん様(60代男性)
「やっと購入することができました。お直しして育てていくのが楽しみです。」
— こっけちゃん様(40代女性)
sashiko SAPPAKAMA
¥29,700(税込)/ 紺・カーキ・黒
縁日の定番ボトムス・さっぱかまを、昔から火消し半纏にも使われてきた一本刺子生地で仕立てた一本。凹凸感のある生地は丈夫でありながら硬すぎず、穿くほどに体に馴染んでいきます。山仕事やDIYなど、しっかり使いたい場面に頼れるボトムスです。
「丈夫なのに履き心地が柔らかくとても気に入りました。我が家は最近、マタギもんぺとさっぱかましか履かなくなってしまいました(笑)。」
— かなぺそ様(40代女性)
「厚手のゴワッとした感じなのかと思っていましたが、流石作業用、しなやかで履きやすい生地でした。」
— ご購入者様(50代男性)
HAKAMA-PANTS コットンリネン
¥35,200(税込)/ 生成り・グレー・黒
和装の袴を現代ボトムスに落とし込んだHAKAMA-PANTSのコットンリネン素材版。静岡県で織り上げたリネン61%・コットン39%のコットンリネンオックスを使用し、軽くさらっとした肌触りが特徴です。腰紐で締め付けを調整できる仕様で、シャツをインして履くのにもぴったり。染色していない生地そのままの自然な風合いで、合わせるトップスを選びません。
「肌触り良く通気性もある爽やかな履き心地で、とても気に入りました。染色しない生地のまんまの味わいも良く、上に着るものを選びません。ヘビロテになると思います。」
— また猿様(60代女性)
「生地は軽めながらしっかりしているので、長いシーズン楽しめそうです。」
— ご購入者様(30代男性)
台所に立つ時間
家事や料理など、毎日の暮らしの中で使うものにも、使いやすさや心地よさがあります。ここでは、台所やその周りで使いたい服と道具をご紹介します。
KAPPOGI
¥17,600(税込)/ 紺・黒・グレー・生成り・カーキ
昭和初期ごろの古い割烹着の形を参考に作られたKAPPOGI。袖がゆったりとして袖口が絞れるため、料理中に袖が邪魔になりません。前を開ければカーディガンのように羽織ることもでき、台所から畑まで、一枚でいくつもの場面で使えます。洗うほどにやわらかくなるコットン素材で、着ているだけで台所仕事が少し楽しくなる服です。
「割烹着として使うのが少しもったいない気がして、今のところ汚れないよう着ています(笑)。」
— ご購入者様(60代女性)
「母の還暦祝いで購入しました。ポケットも深く、家事や書き物をする母にぴったり。永久保証も付いていて安心です。母も喜んでくれていました。」
— 赤ベコさん様(還暦祝いのプレゼントに)
南部鉄器・鹿鳴
¥33,000〜(税込)/ 山ノ頂×及富 コラボ鉄瓶
岩手の自然を感じる鉄瓶をつくりたい——そんな思いから、山ノ頂と南部鉄器の老舗「及富」が一緒につくった鉄瓶です。およそ30年前に制作されその後廃盤になっていたデザインを、仲睦まじく過ごす鹿の姿をモチーフに復刻しました。鹿の姿を描いた意匠も、この鉄瓶の魅力のひとつ。毎日の暮らしの中で使いながら、長く付き合っていきたい道具です。
使い続けるほど、暮らしになじんでいく。
縁日の服や道具には、来歴があります。誰かが山で着ていたもの、台所で毎日使われていたもの、職人が仕事着として育ててきたもの。形や素材に込められた理由を知ると、なんだか大切に使いたくなってくるから不思議です。
長く使う中で傷んだりしても、永久修繕で直しながら着続けることができます。この秋冬も、そんなふうに長く付き合えるものを、暮らしの中にひとつ加えてみてください。
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